【受講生の声 Vol.7】 梶みゆきさん

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験してよかったこと 
 研究を行う上で、目的を明確にすることが大切だということを学びました。自分が注目した問題はなぜ起きているのか、どれくらいの規模を対象として考えるのかなど具体的にイメージしたあとに、その問題を解決するための方法を考えていくのですが、この時に「何のためにその方法が必要なのか」を明確にしていなかったせいでその後の研究で行き詰まってしまうということがよくあり、目的を明確にすることの大切さを実感しました。
 SSP+を通して、普段から研究に携わっているアドバイザーやTAの方々と出会うことができ、また、研究に励む同期生からも刺激を受け、恵まれた環境で研究活動をすることができて良かったなと思います。ありがとうございました!

受講生がJpGUで研究発表

2024年5月26‐31日、日本地球惑星科学連合(JpGU)2024年大会が開催されました。

SSP+からは受講生の高橋さんと柴田さんが一般セッションにてポスター発表を行いました。

高橋さんは「氷河湖決壊予測における上流氷河表面温度の重要性」というテーマで発表を行いました。

また、柴田さんは「オイルパーム圃場に見られる草本地域のスペクトルを用いた泥炭土壌含水量の測定手法の開発」というテーマで発表を行いました。

発表の場では様々な方からの質問や意見交換が行われており、研究の意欲を高めるとともに貴重なフィードバックを得られる機会となりました。

SSP+の4期受講生6名のうち、本年度で活動を終了するのは4名で、そのうち2名は今回のJpGUで研究成果を発表するに至りました。
今後もプログラムを継続する2名は本年度以降も学会発表を目指して研究活動に取り組むことになります。

千葉県千葉市にて春季スクーリングを開催

2024年5月25日~26日の2日間、千葉県千葉市にてスクーリングを開催しました。

本スクーリングでは、現地参加した受講生3名,オンラインで参加した受講生1名,アドバイザー3名、ティーチングアシスタント(TA)6名が参加し、対面での活動により研究を加速させられる貴重な機会となりました。

〇1日目(5月25日)
初日はクロス・ウェーブ幕張に集合し、研究内容の発表が行われました。今回のスクーリングは、SSP+4期生の活動の一区切りとなる最後のスクーリングでした。そのため、受講生は最終発表として、これまでの研究成果を発表しました。
なお、今回のスクーリングを持ってSSP+での活動を終了したのは4名で、来年度も活動を継続する受講生は2名です。

〇2日目(5月26日)
2日目は幕張メッセに集合し、日本地球惑星科学連合(JpGU)の大会を見学しました。初めて学会に参加することで、受講生の研究に対する意欲を一層高めることができました。

次回のスクーリングは2024年8月に実施する予定です。

SSP+5期生のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

中学校・高校3校にてオンライン説明会を開催

北海道内の中等教育学校・高校 3校 (藤女子中学校・高等学校,市立札幌開成中等教育学校,他1校) にて、SSP+のオンライン説明会を行いました。

今回の説明会ではSSP+のプログラム内容や選考情報についてだけではなく、ホームページでは伝えきれていない具体的な活動内容を過去の受講生の感想と絡めて紹介しました。

当日は多くの生徒さんに参加いただき、参加者のみなさんからは活発に質問が寄せられました。

SSP+は説明会をオンライン形式で実施しています。
全国の中学校・高校でオンライン説明会を行うことができるので、ご興味ありましたらぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください!

2024年度の募集締め切りは6月9日となっています。

興味はあるけど自分の興味がSSP+とマッチするかわからない…という方のために、選考前に面談を行うことも可能です。

北海道大学で春季スクーリングを開催

2024年3月28日~30日の3日間、北海道大学の札幌キャンパスにて、「探求初歩講座」(春季スクーリング)を開催しました。本イベントは、北海道大学DX教育連携部門との共同で実施されました。

講座では、高校生同士での探求課題についてのディスカッションを行いました。さらに、名古屋大学宇宙地球環境研究所 兼 横浜国立大学先端科学高等研究院台風科学技術研究センターの坪木和久教授、筑波大学生命環境系の高橋純子助教、明治大学農学部の佐藤直人助教(講演順)の三名による、メソ気象学、森林科学、土壌物理学に関する特別講演、宇宙ミッションセンターの見学など、盛りだくさんのプログラムでした。

【6/9締切】2024年度SSP+5期生の募集開始!

こんにちは!

4月1日から,2024年度の受講生の募集を開始しました!

募集締切は2024年6月9日です。

SSP+に応募してみたいけど、まだ活動についてあまりよく分からない方のために,

後日説明会動画をアップロードする予定です。

また、本年度は一部高校での説明会も開催する予定です!

—-応募から活動開始までの流れ—-

〇応募フォームに記入

 こちら(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdoUdGdBnXpo4IRtFSEHXx-mMoFB01VP5_FJfnQ2SW3wOjrtg/viewform?usp=send_form)

 を提出後、後日担当者から記入いただいたメールアドレス宛に個別説明会の案内を送付します。

   ↓

〇個別説明会・面談に参加(オンライン)

 こちらから、SSP+での活動について説明をします。

 また、応募者の方の取り組んでみたいことについてお話していただきます。

   ↓

〇選考テストの受験(オンライン)

 応募者の方の持っている科学の知識を活用しながら、論理的思考力や創造力などのアピールをしていただきます。

 過去の紙面記述式課題はHPに掲載しています。

   ↓

〇結果通知

   ↓

〇プログラム開始

 7月ごろの開始を予定しています。

—-お問い合わせ先—-

疑問点・不安点は応募フォームほか,ホームページのお問い合わせからご連絡ください。

【受講生の声 Vol.6】藤戸優衣さん

・JPGUに参加した感想
 自分より経験が豊富な方々が大勢参加している中、私がJPGUに参加して大丈夫なのだろうかと最初は不安でした。しかし、実際に学会が始まると不思議と自信を持って堂々と研究発表をすることができ、日々のオンラインミーティングの重要性を実感しました。また、様々な国で様々な分野を研究している人たちが集まる場で、自分の研究に対する意見を聞くことができたり、他の人たちの発表を聞くことができたりしたことは、大変貴重な経験となりました。サポートしてくださった先生方・TAの皆様、本当にありがとうございました。 

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験してよかったこと
 毎週行われるオンラインミーティングでは、調べた課題に対して考えたアイデアや試作中のプロトタイプなどを発表し、その後フィードバックを受け、研究を進めていきました。研究を始めた当初は、先行研究に囚われてしまい問題解決へのアイデアが思いつかなかったり、研究ストーリーを上手く作ることができなかったりして、研究の難しさを痛感しました。しかし、先生やTAの方からの指摘をもとに、何がいけなかったのかやどうしたら良いのかを考えていく過程を通して、自分で考える力や忍耐強さ、そして論理的思考力を培うことができたと思います。

【予告】2024年度の募集スケジュールについて

2024年の募集スケジュールについてお知らせします。

募集開始:2024年4月1日

募集締切:2024年6月9日

〇応募フォームに記入

 こちら(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdoUdGdBnXpo4IRtFSEHXx-mMoFB01VP5_FJfnQ2SW3wOjrtg/viewform?usp=send_form)

 を提出後、後日担当者から記入いただいたメールアドレス宛に個別説明会の案内を送付します。

   ↓

〇個別説明会・面談に参加(オンライン)

 こちらから、SSP+での活動について説明をします。

 また、応募者の方の取り組んでみたいことについてお話していただきます。

   ↓

〇選考テストの受験(オンライン)

 応募者の方の持っている科学の知識を活用しながら、論理的思考力や創造力などのアピールをしていただきます。

 過去の紙面記述式課題はHPに掲載しています。

   ↓

〇結果通知

   ↓

〇プログラム開始

 7月ごろの開始を予定しています。

【受講生の声 Vol.5】 瀧上蕗さん

・SSP+活動を通して学んだこと
 私はSSP+で、自分でストーリー、枠組みを作るということを学びました。
「研究はテーマが決まるまでが半分」
研究のテーマは、問題解決へのストーリーを作っていく過程で決まっていきます。いまどういう問題があり、それは先行研究でどうとらえられているのか。問題解決につながりそうで、先行研究に不足している要素は何か。それを明らかにするアイデアを考え、計画する。こういった流れです。ストーリーにちょうどいいテーマを考え付いたと思っても、扱う範囲が広すぎるなど、実現できなければ固執せず次です。といっても振り出しに戻るわけではなく、枝から幹に戻るように、ストーリーを逆にたどり、他にテーマになりそうなものを考えます。ここで自分でストーリー、枠組みを考えておくことが重要になってきます。自分で整理し、何度も考えて組みなおした流れでないと、ストーリーを辿ったり、新しいアイデアをとらえることが難しいと感じました。

【受講生の声 Vol.4】 柴田眞子さん

・SSP+活動を通して学んだこと
 活動を通して、地球規模の課題に対して科学者として向き合う際に欠かせない姿勢を学びました。課題の的確な認識、感覚や他の文献に惑わされない確立した思考力と、研究を継続する高い問題意識が唯一無二の解決策の考案に繋がるのだと実感しています。アドバイザーやTAの方々、そして同輩の自らの研究分野に対して真摯に取り組まれる姿が、自分の研究の刺激となっていました。また、課題に対してこれほど向き合ったことはないのではないのではないかというほど一つのテーマを深掘りすることができたのは貴重な経験だったと思います。今後は、自分の研究で組み込んだリモートセンシングの手法を、環境や生態系の状況把握へ応用する方法を考えていきたいと思っています。実りの多い時間をありがとうございました!

・JpGUに参加した感想
 私は当日海外にいたため、オンライン中継でのフラッシュトークを行いました。加えて、オンライン会場にて英語プレゼンテーション(録画)を行いました。自分の研究の新規性や重要性をどうしたら最大限に伝えられるか、試行錯誤しながら、ポスターのデザイン・発表原稿などを英語で作成しました。当日は、画面を介してでの発表だったのであまり緊張するとは思っておりませんでしたが、実際の会場の真剣な雰囲気やオンラインでの参加者の多さに飲み込まれそうになりました。それでも毎週のミーティングでの練習の甲斐があってか、当日はスムーズに話すことができました。学会では研究ストーリーの伝え方が肝であることを学びました。大変貴重な機会となりました。ありがとうございました!