【受講生の声 Vol.6】藤戸優衣さん

・JPGUに参加した感想
 自分より経験が豊富な方々が大勢参加している中、私がJPGUに参加して大丈夫なのだろうかと最初は不安でした。しかし、実際に学会が始まると不思議と自信を持って堂々と研究発表をすることができ、日々のオンラインミーティングの重要性を実感しました。また、様々な国で様々な分野を研究している人たちが集まる場で、自分の研究に対する意見を聞くことができたり、他の人たちの発表を聞くことができたりしたことは、大変貴重な経験となりました。サポートしてくださった先生方・TAの皆様、本当にありがとうございました。 

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験してよかったこと
 毎週行われるオンラインミーティングでは、調べた課題に対して考えたアイデアや試作中のプロトタイプなどを発表し、その後フィードバックを受け、研究を進めていきました。研究を始めた当初は、先行研究に囚われてしまい問題解決へのアイデアが思いつかなかったり、研究ストーリーを上手く作ることができなかったりして、研究の難しさを痛感しました。しかし、先生やTAの方からの指摘をもとに、何がいけなかったのかやどうしたら良いのかを考えていく過程を通して、自分で考える力や忍耐強さ、そして論理的思考力を培うことができたと思います。

【受講生の声 Vol.5】 瀧上蕗さん

・SSP+活動を通して学んだこと
 私はSSP+で、自分でストーリー、枠組みを作るということを学びました。
「研究はテーマが決まるまでが半分」
研究のテーマは、問題解決へのストーリーを作っていく過程で決まっていきます。いまどういう問題があり、それは先行研究でどうとらえられているのか。問題解決につながりそうで、先行研究に不足している要素は何か。それを明らかにするアイデアを考え、計画する。こういった流れです。ストーリーにちょうどいいテーマを考え付いたと思っても、扱う範囲が広すぎるなど、実現できなければ固執せず次です。といっても振り出しに戻るわけではなく、枝から幹に戻るように、ストーリーを逆にたどり、他にテーマになりそうなものを考えます。ここで自分でストーリー、枠組みを考えておくことが重要になってきます。自分で整理し、何度も考えて組みなおした流れでないと、ストーリーを辿ったり、新しいアイデアをとらえることが難しいと感じました。

【受講生の声 Vol.4】 柴田眞子さん

・SSP+活動を通して学んだこと
 活動を通して、地球規模の課題に対して科学者として向き合う際に欠かせない姿勢を学びました。課題の的確な認識、感覚や他の文献に惑わされない確立した思考力と、研究を継続する高い問題意識が唯一無二の解決策の考案に繋がるのだと実感しています。アドバイザーやTAの方々、そして同輩の自らの研究分野に対して真摯に取り組まれる姿が、自分の研究の刺激となっていました。また、課題に対してこれほど向き合ったことはないのではないのではないかというほど一つのテーマを深掘りすることができたのは貴重な経験だったと思います。今後は、自分の研究で組み込んだリモートセンシングの手法を、環境や生態系の状況把握へ応用する方法を考えていきたいと思っています。実りの多い時間をありがとうございました!

【受講生の声 Vol.3】 斉藤優希さん

JpGUの参加を終えた斉藤優希さんの声をご紹介します。

・JpGUに参加した感想
 学会に参加したのは今回が初めてで、いきなり規模の大きいJpGUに参加することになりとても緊張していましたが、実際に行ってみると楽しむことができました。他の人の発表は英語だった上に難しいものが多く、新しい刺激を受けることができました。

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験して良かったこと
 落雷位置の推定精度を上げる研究で、最初は背景などを深く考えずに闇雲に精度を上げようとしていましたが、ただ精度を上げることが重要なのではなく目的にあった精度を目指すことが重要だということを学びました。大学に入ってから研究を行う際も、背景を大事にしながら研究しようと思います。

【受講生の声 Vol.2】 皆川明さん

pGUでの研究発表を終えた皆川明さんの声をご紹介します。

・JpGUに参加した感想
 今回が初めての学会参加で、当日は緊張していて、発表が終わるまで小刻みに震えていたせいで翌日筋肉痛になりました(笑)。それでも、約2年間の成果を口頭発表出来たので達成感がありました!また、今回は英語での口頭発表で、研究の説明、質疑応答を通して英語が書けるのと、実際に話せるのとでは大きく違うということを痛感しました。また、他の研究者の方々の発表を聴くことで興味のある分野をより広げることができました。

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験して良かったこと
 調べる前に自分で考えるということです。解決すべき問題点があったときに、その解決策がわからないからといってすぐに調べてしまうと、後から自分のストーリー、アイデアを考えるときにどうしても既存のものに引っ張られてしまいがちです。また、思考停止せずに、たくさんのアイデアを出すことの重要性も学びました。

【受講生の声 Vol.1】 山田佳怜さん

JpGUでの研究発表を終えた山田佳怜さんの声をご紹介します。

・JpGUに参加した感想
 今回の英語での研究内容の説明や質疑応答を通して、自分に自信がついたので、思い切って挑戦する良い機会になりました。また、他の発表者の研究を見ることで、様々な新しい分野に触れることができました。難しい研究内容が多かったですが、これから自分が大学で研究する分野を考える上で、とても刺激を受けられました。SSP+での研究活動や、JpGUの発表準備は大変でしたが、参加して良かったです!

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験して良かったこと
 SSP+での研究活動は、自分で「考える」ことを改めて意識した2年間でした。インターネットの情報や周りから聞いた課題ではなく、自分が課題を「考える」という頭の使い方はこれまで行ってこなかったことに気が付きました。研究を進める中で、思ったように結果が出ないことはたくさんありましたが、その度に改善策を「考え」、トライアンドエラーを繰り返し、発表までやり遂げたことで、とても成長することができました。

小林 ゆいさんの声

「防災技術研究所で,自分で作った気象観測装置を検証!」

東北大学 理学部 宇宙地球物理学科 地球物理学コース3年 小林ゆい

(北海道・立命館慶祥高等学校出身,SSP2期生)

〇どんな研究をしていたの?

北海道では,吹雪は冬場の身近な存在です。時には雪によって前がほとんど見えなくなる「視程障害」の原因となり,遭難や交通事故を引き起こす危険な存在でもあります。日本国内だけでも,毎年およそ70件もの事故が吹雪視程障害に起因しているそうです。

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橋本 朝陽さんの声

「インドネシア森林火災発生危険性のための指標の開発 ~土壌スペクトル計測を通して~」

筑波大学生命環境学群地球学類 橋本 朝陽
(北海道札幌西高校出身、SSP2期生)

「NASAのホームページに自分の研究が掲載」。そんなことが高校生であった自分の身に起きるとは思っていませんでした。

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