【卒業生の声 Vol.2】 徳植啓康 さん

【卒業生の声 Vol.2】 徳植啓康 さん

経歴
2016年 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
2017年 SSP 4期生
2019年 東京理科大学 理工学部 土木工学科 (現:創域理工学部 社会基盤工学科)
2023年4月 名古屋大学大学院 環境学研究科 地球環境科学専攻 博士前期課程
2025年4月 名古屋大学大学院 環境学研究科 地球環境科学専攻 博士後期課程
2025年4月 日本学術振興会特別研究員(DC1)

SSPでの研究内容 – 衛星リモートセンシングを用いた河川の土砂輸送量の推定
 当時は、グループで研究を進めていました。グループでは、当時話題となっていた干潟面積の縮小に焦点をあて、干潟面積の調査をする担当、干潟に流れる土砂量を推定する担当、森林から河川に流出する土砂量を推定する担当に分かれ研究を進めました。河川を流れる土砂量の推定は衛星リモートセンシングとの親和性が高いと考え、テーマ設定を行いました。

大学・大学院での専攻について
 大学院では、気象学の研究室に所属し、レーダを用いて降水形成過程の研究をしています。普段、気象庁や国土交通省が配置している気象レーダでは、立体的な観測に数分程度の時間を要します。私の研究では、30秒間隔で立体観測できるレーダを用いて、積乱雲の中の降水粒子の時間変化を解析しています。

現在SSP+で取り組んでいること
 受講生の研究サポート、NPO法人の運営、助成金等の申請に取り組んでいます。

SSPで学んだこと
 SSPで学んだこととして、印象に残っていることは、「専門性にこだわらずアイデアを出すこと」です。
 研究者として新規性の高い研究をするためには、その分野の現状を専門性高く把握することは重要です。一方で、SSPやSSP+では、新規性の高いアイデアを出すためには、分野の常識にこだわらず、他の分野の知見を取り入れながら研究を進めることが重要だと伝えています。実際に自身の卒業研究では、気象学の研究に、同じ研究室の河川工学で用いられていた数式を応用して取り組み、学会発表で表彰いただくことができました。
 SSP+では、こうした発想の仕方以外にも、研究テーマの立て方、結果の解釈や議論の方法など、研究活動で重要な考え方や姿勢を学ぶことができます。この学びは、科学研究に興味のある皆さんにとって、将来大学での研究に取り組むときだけでなく、大学での学びそのものを深める力にもなると感じています。

高校生へのメッセージ
 大学で専門知識を学ぶ前の今だからこそ思い浮かぶ、常識にとらわれないアイデアがあるはずです。SSP+には、全国の高校生からの刺激と、大学教員から研究者視点の厳しい指摘を受けながら、自身のアイデアを研究として磨くことのできる環境があります。皆さんからの応募をお待ちしています。

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