2月 2024アーカイブ

【受講生の声 Vol.5】 瀧上蕗さん

・SSP+活動を通して学んだこと
 私はSSP+で、自分でストーリー、枠組みを作るということを学びました。
「研究はテーマが決まるまでが半分」
研究のテーマは、問題解決へのストーリーを作っていく過程で決まっていきます。いまどういう問題があり、それは先行研究でどうとらえられているのか。問題解決につながりそうで、先行研究に不足している要素は何か。それを明らかにするアイデアを考え、計画する。こういった流れです。ストーリーにちょうどいいテーマを考え付いたと思っても、扱う範囲が広すぎるなど、実現できなければ固執せず次です。といっても振り出しに戻るわけではなく、枝から幹に戻るように、ストーリーを逆にたどり、他にテーマになりそうなものを考えます。ここで自分でストーリー、枠組みを考えておくことが重要になってきます。自分で整理し、何度も考えて組みなおした流れでないと、ストーリーを辿ったり、新しいアイデアをとらえることが難しいと感じました。

【受講生の声 Vol.4】 柴田眞子さん

・SSP+活動を通して学んだこと
 活動を通して、地球規模の課題に対して科学者として向き合う際に欠かせない姿勢を学びました。課題の的確な認識、感覚や他の文献に惑わされない確立した思考力と、研究を継続する高い問題意識が唯一無二の解決策の考案に繋がるのだと実感しています。アドバイザーやTAの方々、そして同輩の自らの研究分野に対して真摯に取り組まれる姿が、自分の研究の刺激となっていました。また、課題に対してこれほど向き合ったことはないのではないのではないかというほど一つのテーマを深掘りすることができたのは貴重な経験だったと思います。今後は、自分の研究で組み込んだリモートセンシングの手法を、環境や生態系の状況把握へ応用する方法を考えていきたいと思っています。実りの多い時間をありがとうございました!