北海道大学にて秋季スクーリングを開催

2024年11月17日、北海道大学札幌キャンパスにて、対面とZoomを併用したハイブリッド型スクーリングを開催しました。本スクーリングは、受講生7名が参加し、研究活動を集中的に加速させられる貴重な機会となりました。


午前のプログラム
はじめに、これまでの研究活動への講評を高橋幸弘教授からいただきました。
講評をうけて受講生は、研究に対するモチベーションを高められたほか、自身の研究の取り組み方を見直すことができました。
その後の午前の時間は研究議論を行いました。

午後のプログラム
午後は、対面とオンライン合同で参加するレクリエーションを行いました。テーマは「定量的な説明」で、受講生はゲーム形式で楽しみつつ研究に必要なプレゼンテーションスキルを今一度磨くことができました。
レクリエーションのあとは、引き続き受講生の研究議論と進捗発表を行いました。TAと研究議論を行うまとまった時間をとることができ、非常に有意義な時間となりました。

次回のスクーリングは1月中旬に開催予定です。

受講生が農業農村工学会で研究発表

2024年9月10-13日、農業農村工学会2024が開催されました。

SSP+からは受講生の柴田さんが「オイルパーム圃場における泥炭火災防止のための短期的な植生のスペクトル変化を用いた土壌含水量の推測」というテーマで一般セッションにてポスター発表を行いました。

学会に参加した柴田さんの感想を以下に記載します。

・学会に参加した感想
出席した農業農村工学会では、土壌水分量の急激な変化に対してヤシの葉のスペクトルがどのようにどれくらいの時間をかけて変化するのか、基礎的な実験を行った結果を発表しました。
JpGUで発表した植生指数を用いた土壌水分の衛星リモートセンシングから発生した疑問を調査した内容で、SSP+生として2回目の学会発表でした。
ストーリーを構成する中で手法にまつわる反省点が多く出てきましたが、アドバイザーやTAの先生方からのご指導もあり、一つの学会に向けて研究自体を完成させようとするのではなく、改善点も含めてありのままを簡潔に伝えることに注力しました。
資料・発表準備には相当な時間をかけていたので対面での発表に緊張していましたが、実際に発表を始めると1時間のポスターセッションはあっという間で、他の研究者との議論を素直に楽しむことができました。

・SSP+の活動を通して得られたもの
SSP+での研究は指導教員の先生の専門性にとらわれることなく、自らの思うままに研究ができることが大きな魅力だと思います。大学などの高等教育機関でも、研究分野とする課題を選ぶところからプロジェクトを組み立てられる柔軟性はなかなか稀だと思います。私自身も、主体性、忍耐、批判的思考が大いに鍛えられた実感があります。野心と好奇心があれば突破できます。ぜひSSP+に挑戦してみてください。

北海道大学にてスクーリング兼探求初歩講座を開催


2024年8月5日、6日に北海道大学にて夏季スクーリングを実施しました。

今回のスクーリングには、新たに受け入れた5期生8名と継続受講生1名が参加しました。

なお、本スクーリングは北海道大学 数理データサイエンス教育研究センターと共同で実施しました。

1日目の午前は、北海道大学の宇宙ミッションセンターおよびオープンキャンパスを見学しました。午後には、研究議論の練習となるグループディスカッションを行いました。

2日目は、研究テーマの立案や衛星画像解析、Pythonに関する講義・ワークショップを実施しました。午後からは研究テーマを自ら立案し、立案したテーマを少人数のグループで発表し、受講生とTA・アドバイザーがその内容について議論をしました。
鋭い指摘・意見や質問が飛び交うこともありましたが、受講生自身のアイデアに対する考えを深めることのできる有意義な時間になりました。

次回のスクーリングは11月に開催予定です。


ご支援者様向けページの公開

この度、当法人のご支援者様向けのページを公開いたしました。

SSP+では、研究に対する熱意のある高校生を支援するために日々活動しています。多くの高校生に研究教育を広げたいという思いから、当法人は支援対象である受講生やそのご家族からお金をいただいておりません。また、研究活動における受講生の経済的負担を軽減するため、学会発表やスクーリングに関わる投稿料、宿泊費、交通費は法人が負担しています。そのため、事業を継続的に展開していくためには、皆様からのご支援が必要不可欠です。つきましては、当法人の事業趣旨にご賛同いただける皆様や日頃から社会貢献にご理解のある企業の皆様に、ご支援を広くお願いしております。

ご支援の方法は以下の通りです。

  • 賛助会員:NPO法人SSP+に賛助会員として入会し、継続的に支援する。
    • 1口 5,000円/年(+入会費5,000円)
  • ご寄付:NPO法人SSP+の口座へ直接寄付をする。
    • 1口 1,000円(3口~)
  • CAMPFIRE community:クラウドファンディングサイトから毎月定額を支援する。
  • CAMPFIRE:クラウドファンディングサイトから寄付をする。(準備中)

支援金は以下の用途に充てられます。

  • 研究にかかる調査の旅費、宿泊費
  • 研究機材の購入
  • 学会発表の参加費、論文投稿料

特典として以下をご用意しております。

  • 寄付金受領証明書の郵送(※この度の支援金は税制上の優遇措置の対象外です。)
  • 最終発表会へリモートでの参加:中高生が行う研究の最終発表会にオンラインでご参加いただけます。ZOOMを用いた発表会場からの中継・質疑応答を行う予定です。具体的な日時・手法等は後日e-mailにてご連絡いたします。
    • 開催予定:ご支援頂いた年度(4月~翌3月)の翌年度5月末頃
  • SSP+ホームページにお名前を掲載:SSP+ホームページにお名前を掲載いたします。掲載の可否は申し込みフォームでお伺いいたします。

詳しい内容やご支援の方法については、HPのご支援者様向けページをご覧ください。
また、当法人への直接のご寄付に加えて、CAMPFIRE communityからもご支援が可能ですので、併せてご検討ください。

皆様のご理解、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

CAMPFIRE community にてクラウドファンディングを開始

この度、さらなる受講生支援のためにCAMPFIRE communityにてクラウドファンディングを開始いたしました。皆様からのご支援を受け、受講生たちが研究に集中できる環境を提供するための資金を募りたいと考えています。

NPO法人SSP+は、研究に対する熱意のある高校生を支援するために、日々活動しています。多くの高校生に研究教育を広げたいという思いから、当法人は支援対象である受講生やそのご家族からお金をいただいておりません。また、研究活動における受講生の経済的負担を軽減するため、学会発表やスクーリングに関わる投稿料、宿泊費、交通費は法人が負担しています。

そのため、事業を継続的に展開していくためには、皆様からのご支援が必要不可欠です。つきましては、当法人の事業趣旨にご賛同いただける皆様や日頃から社会貢献にご理解のある企業の皆様に、ご支援を広くお願いしております。

ご支援いただいた方には、以下のリターンをご用意しております

  • お礼メッセージの送付
    お礼メッセージをお送りします。
  • 寄付金受領証明書の郵送
    寄付金受領証明書を郵送いたします。 ※この度の支援金は税制上の優遇措置の対象外です。
  • 最終発表会へリモートでの参加
    中高生が行う研究の最終発表会にオンラインでご参加いただけます。ZOOMを用いた発表会場からの中継・質疑応答を行う予定です。具体的な日時・手法等は後日e-mailにてご連絡いたします。開催予定は、ご支援頂いた年度(4月~翌3月)の翌年度5月末頃を予定しております。

皆様の温かいご支援が、次世代の科学者を育てる大きな力となります。詳しい内容はCAMPFIRE communityにて掲載しています。

どうかご支援をよろしくお願いいたします。

【受講生の声 Vol.8】 髙橋可愛さん

・SSP+活動を通して学んだこと
私はSSP+での活動を通して、自分で考えてアイディアを出すということを学びました。私はわからないことがあったらすぐ調べてしまう癖があったので、アイディアを出すということが難しかったですが、繰り返していくうちにだんだんできるようになったと思います。また、アドバイザーやTAの方々、研究活動をしている同期生のみんなと出会えたことで楽しく研究活動ができました。ありがとうございました!!!

・JpGUに参加した感想
学会発表は初めてで、最初はどのような雰囲気かわからずとても緊張していました。発表をして様々な人とディスカッションをしていくうちに、楽しいと感じ自信を持って発表することができました。また、様々な分野についての発表を聞くことができ、とても刺激になりました。参加して良いのかという不安もありましたが、JpGUに向けた準備と発表を通して成長することができました。

【受講生の声 Vol.7】 梶みゆきさん

・SSP+の活動を通して学んだこと、経験してよかったこと 
 研究を行う上で、目的を明確にすることが大切だということを学びました。自分が注目した問題はなぜ起きているのか、どれくらいの規模を対象として考えるのかなど具体的にイメージしたあとに、その問題を解決するための方法を考えていくのですが、この時に「何のためにその方法が必要なのか」を明確にしていなかったせいでその後の研究で行き詰まってしまうということがよくあり、目的を明確にすることの大切さを実感しました。
 SSP+を通して、普段から研究に携わっているアドバイザーやTAの方々と出会うことができ、また、研究に励む同期生からも刺激を受け、恵まれた環境で研究活動をすることができて良かったなと思います。ありがとうございました!

受講生がJpGUで研究発表

2024年5月26‐31日、日本地球惑星科学連合(JpGU)2024年大会が開催されました。

SSP+からは受講生の高橋さんと柴田さんが一般セッションにてポスター発表を行いました。

高橋さんは「氷河湖決壊予測における上流氷河表面温度の重要性」というテーマで発表を行いました。

また、柴田さんは「オイルパーム圃場に見られる草本地域のスペクトルを用いた泥炭土壌含水量の測定手法の開発」というテーマで発表を行いました。

発表の場では様々な方からの質問や意見交換が行われており、研究の意欲を高めるとともに貴重なフィードバックを得られる機会となりました。

SSP+の4期受講生6名のうち、本年度で活動を終了するのは4名で、そのうち2名は今回のJpGUで研究成果を発表するに至りました。
今後もプログラムを継続する2名は本年度以降も学会発表を目指して研究活動に取り組むことになります。

千葉県千葉市にて春季スクーリングを開催

2024年5月25日~26日の2日間、千葉県千葉市にてスクーリングを開催しました。

本スクーリングでは、現地参加した受講生3名,オンラインで参加した受講生1名,アドバイザー3名、ティーチングアシスタント(TA)6名が参加し、対面での活動により研究を加速させられる貴重な機会となりました。

〇1日目(5月25日)
初日はクロス・ウェーブ幕張に集合し、研究内容の発表が行われました。今回のスクーリングは、SSP+4期生の活動の一区切りとなる最後のスクーリングでした。そのため、受講生は最終発表として、これまでの研究成果を発表しました。
なお、今回のスクーリングを持ってSSP+での活動を終了したのは4名で、来年度も活動を継続する受講生は2名です。

〇2日目(5月26日)
2日目は幕張メッセに集合し、日本地球惑星科学連合(JpGU)の大会を見学しました。初めて学会に参加することで、受講生の研究に対する意欲を一層高めることができました。

次回のスクーリングは2024年8月に実施する予定です。

SSP+5期生のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

中学校・高校3校にてオンライン説明会を開催

北海道内の中等教育学校・高校 3校 (藤女子中学校・高等学校,市立札幌開成中等教育学校,他1校) にて、SSP+のオンライン説明会を行いました。

今回の説明会ではSSP+のプログラム内容や選考情報についてだけではなく、ホームページでは伝えきれていない具体的な活動内容を過去の受講生の感想と絡めて紹介しました。

当日は多くの生徒さんに参加いただき、参加者のみなさんからは活発に質問が寄せられました。

SSP+は説明会をオンライン形式で実施しています。
全国の中学校・高校でオンライン説明会を行うことができるので、ご興味ありましたらぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください!

2024年度の募集締め切りは6月9日となっています。

興味はあるけど自分の興味がSSP+とマッチするかわからない…という方のために、選考前に面談を行うことも可能です。